第5回 これからの音楽教育を考える会 開催決定

音楽教育における、子どもたちの「体験格差」を考える

2023年11月9日(木)10:00~12:00(予定)
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料、要申込
対象:テーマに関心のある方はどなたでも歓迎

ゲストスピーカー
高田絵梨さん
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 広報・ファンドレイジング部
一般企業で人材育成や採用業務に携わった経験から、「子どものころの多様な学びや経験が、後の社会人生活での糧になる」という思いを強くし、CFCに入職。新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響を受けた子ども支援事業など新規事業の立ち上げや、子どもの体験奨学金事業のファンドレイジング等を担当している。
入安にろさん
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン事務局 事業部
東北大学在学中に東日本大震災を経験。2011年チャンス・フォー・チルドレン法人設立直後から、大学生ボランティアとして、経済的な困難を抱える子どもたちの相談支援に携わる。一般企業で勤務後、再び子どもたちをサポートしたいという思いを持ち、CFCに入職。渋谷スタディクーポン事業や子どもの体験奨学金事業等を担当している。
倉持欣幸さん
ピティナ本部事務局勤務(事業統括)。2018年度まで新規ステーション設立をはじめ、ステップの運営全般の事務局責任者。ステップ運営委員会、アンサンブル・国際交流委員会、指導者育成委員会を担当 。2019年度より、本部事務局の事業統括として、ピティナの事業全般に関する業務を担当しつつ、公益事業の推進を担う。
ファシリテーター
川野辺雪菜さん
認定ファンドレイザー
音楽教育・芸術教育における資金調達スキルのニーズを感じ、2019年4月よりファンドレイジングスクール(4期)で学ぶ。修了後ピティナのファンドレイザーとして、クラウドファンディングなどの寄付プロジェクトや公益事業の推進を担当。2023年1月に独立し、NPO・ソーシャルセクターの資金調達・経営支援を行いながら、文化芸術と社会課題の現場の繋ぎ役としてコミュニティづくりを推進している。

「これからの音楽教育を考える会」は、学校クラスコンサートや独自のアウトリーチ事業へのご出演・コーディネートのご経験がある方や、官民連携教育にご関心をお持ちの方々を集め、これからの教育に民間の音楽人材が貢献していく方法を学び合う場をつくりたいという想いから開催し、これまでさまざまなテーマを取り上げています。昨秋の開催では「学校へ行けない・行かない子どもたち」として不登校をテーマにディスカッションを行ったり、広く社会の中での音楽教育について意見交換をしてまいりました。

今回は、子どもの貧困・機会格差の課題に挑む公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン(CFC)のスタッフの皆さんをゲストにお迎えし、子どもの「体験格差」について考えていきます。
長年、経済的な困難を抱える家庭の子どもたちを対象に無料で塾や習い事に通える「スタディ・クーポン」事業を届けてきたCFCが、2023年新たに立ち上げたのが、「体験」に特化した支援事業「ハロカル」。学校の勉強や進学に係る学習とは異なる、子どもたちの多様な成長の形を支援するため、提携するスポーツクラブや音楽教室に無料で通えるクーポンを提供する事業です。
「子どもがピアノを習いたがっているけれど、経済的事情で教室に通わせてあげられない」。CFCの調査では、ピアノだけでなく様々な習い事や体験の不足に関して、実際にたくさんのご家庭からこのような声が届いています。こうした状況の子どもたちに、今必要な支援とは?ピアノ教育・民間教育の現場にいる皆様に、ぜひ聞いていただきたいセッションです。

皆様のご参加をお待ちしております。

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン

経済状況や一人ひとりの特性に関わらず、子どもたちを多様な学びの機会によって包摂できる社会を目指し、2011年に設立。経済的な困難を抱える家庭の子どもたちが無料で塾や習い事に通うことができる「スタディ・クーポン」事業を全国各地で展開し、年間700名以上の子どもたちに機会を提供している。スタディ・クーポンの多くが「塾」に使用されるのに対し、スポーツや音楽教室などの「体験」にも家庭の経済状況によって格差が生まれやすいことに着眼し、2023年新たに「体験」の支援に特化した事業「ハロカル」をスタート。事業公開に先立って実施された「子どもの『体験格差』実態調査」のレポートが注目を集めている。

チャンス・フォー・チルドレン ウェブサイト
「ハロカル」ウェブサイト
「子どもの体験格差実態調査」レポート

これからの音楽教育を考える会レポート(2022~2023)

第1回のレポート
第2回のレポート
第3回のレポート
第4回のレポート

あなたの街でも ひらけ、ピアノ!

ピティナ会員や支部・ステーションが展開する「ピアノをもっと世の中にひらいていく」企画を公募します。地域で企画を展開している・これから展開を考えている方、その輪を繋いで「一緒にみんなで、ピアノでわくわくしたい!」という方は、ぜひ下記のフォームから企画の詳細をお知らせください。

ご申告いただいた企画の内容を個別におうかがいし、OPEN PIANO PROJECTにふさわしい企画は、ピティナで広報をお手伝いさせていただきます。