徳島きらめきステーション「子どものための音楽会」

2023年8月30日(水)、徳島きらめきステーション主催「子どものための音楽会」が住吉・城東公民館にて行われました。
地域の学童保育2ヶ所、保育園の子供達、引率の先生や、一般参加者あわせて150名が、ピアノとエレクトーンによる音の贈り物をいっしょに楽しみました。

これまで音楽の企画はほぼ行われたことがなかったというこの公民館。せっかく2Fに置いてあるアップライトピアノも、成人式の時しか使われることがないそうです。
そんな背景から、(公財)音楽文化創造の地域音楽コーディネーターの資格を取得したステーション代表の川原美智子先生が、2019年に着手したのがこの音楽会の活動です。

休憩をはさんで75分のコンサートは、本格的なクラシック曲、アニメ、ゲーム音楽でバラエティ豊かにプログラムを組みました。ピアノソロ、エレクトーンのソロ、二つの楽器のデュオで華やかに演出しました。途中、子どもたちには『パンダ うさぎ コアラ』等の手遊び歌にも参加してもらい、ここが予想以上に大いに盛り上がったそうです。

後半では、湯山昭先生作曲『お菓子の国より』8曲を抜粋し、それらのピアノ演奏のあいだ、事前に募集した子どもたちの絵をスクリーンで一枚づつ流していく企画をしてみました。歓声がものすごく、そこでは司会の声が流れを止めてしまうと考えたため、アナウンスを使わずに進行する手法を考えました。入り口付近には子どもたちから寄せられた絵を一面に掲示し、ピアノコンサートにおける子どもたちとのコラボレーションの一つの形を提示することができました。

ラストの『情熱大陸』では会場いっぱいの手拍子をいただき、用意しておいたメッセージボードには「ぜひコンサートの形にしてほしい」「音楽だいすき」「ピアノ頑張りたい」と、温かいことば、元気をもらえることばをたくさんいただきました。

生の演奏に触れることで刺激をいっぱい受け喜んでいる子どもたちのストレートな様子を見ていると、自分も嬉しくなってくるという川原先生。自治体と連携できる可能性もさぐりながら、公民館、こども食堂、等、音楽を届ける機会を増やしていきたいです。

取材協力:ピティナ徳島きらめきステーション(川原美智子、川原由衣、岡田鈴花、中山綾乃/敬称略)

あなたの街でも ひらけ、ピアノ!

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