名瀬の森・こもれびピアノコンサート
「こもれびピアノコンサート」
日時 | 令和6年5月5日(日)13時30分開演 |
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会場 | 養護老人ホーム名瀬の森「地域交流室」 |
主催 | 全日本ピアノ指導者協会組織運営室 |
協力 | 社会福祉法人朋光会 神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室 |
5月5日の「子どもの日」に、横浜市戸塚区にある養護老人ホーム「名瀬の森」で入居者を対象としたコンサートを開催しました。
この催しは神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室が「コミュニティ再生・活性化モデル事業」として進める「人のつながりを創出する機会、場の提供」にピティナが協力する、地域活動の一環として試みた演奏会でした。
出演者は昨年のコンペティション全国大会受賞者受賞者の三宅優璃(みやけ・ゆうり)さん(B級銅賞受賞・茅ヶ崎市在住)と鬼木美嘉(おにき・みか)さん(C級銀賞受賞・横浜市在住)で、来場された30人のお年寄りに約45分間のピアノ演奏を披露しました。
お二人には普段学んでいるクラシックのほかに来場者が歌える童謡や歌謡曲も加えたプログラムを組んでもらいました。三宅さんは大好きなショパンから3曲と「めだかの学校」、「ふるさと」を、鬼木さんはバッハ、ドビュッシー、モーツァルト、ショパンとバリエーションに富んだ選曲に加え「花」と「上を向いて歩こう」を演奏しました。
来場者はクラシックの曲では二人の演奏に聴き入っていましたが、ご存じの曲になると配布された歌詞カードを見ながらピアノ伴奏に合わせて元気よく歌われていました。また、緊張気味だった二人も好きな音楽や学校の苦手科目などについて司会者から聞かれると気持ちがほぐれたのか笑みを浮かべて答えるなど、終始和やかな雰囲気になった演奏会でした。終演後二人には施設からお花がプレゼントされ、入居者からもたくさんの感謝の言葉をいただきました。
「二人ともまだ小学生なのに、本当に上手」「かわいい人の演奏を聴けてすごく幸せだった。また来て欲しい」「楽しいことがあまりない中で、今日はとても楽しかった」と施設関係者や入居者に感想を伺うことができ、来場された神奈川県の担当者から後日「県としても多世代交流の場の広がりを感じ、嬉しく思っております」と連絡がありました。
出演されたお二人からはお母さまを通じて「貴重な体験をさせていただけて、とても楽しかったと言っております」(鬼木さん)、「自分が頑張っているピアノで、誰かにありがとうと言って頂ける経験は大変思い出深いものになり嬉しかったです」(三宅さん)と感想をいただきました。
今後も自治体との連携で異世代間交流に寄与する地域活動を通じて、受賞者の方が活躍できる場を提供したいと考えています。
(組織運営室 塚田一成)
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